2011/10/28
ネヴァー・シャウト・ネヴァーの3RDアルバム『タイム・トラヴェル』は1ヶ月以上前に出ているが、グループ創立者のクリストファー・ドリューは次の作品を「完全に書き上げ」ており、ファンは変化を覚悟すべきだと言っている。
「もっとロックの方向性に入ってるんだ。もうちょっとルーツっぽくて、ぐっとオーガニックになってる」。4人組は『タイム・トラヴェル』より「おそらくあんなにシンセは使わないだろう」というが、それでも「ものすごくビッグなビート」の方向性に行くつもりのようだ。
「もっとダンサブルにしたいんだけど、それでもロックンロールなんだ。ダンスビートいっぱいっていうんじゃないよ。踊れるんだけど、全部ほんとの楽器なんだ。それが目標って感じだね。そういうレコードはしばらく聞いてないから」。また、サウンドは「すごくブルース指向――サイケデリック・ブルースだね。面白いギターがたくさん聞ける。ドラムのカレブ(・デニソン)はすごいブルース・ギター・プレイヤーでね。大いに楽しんでやってくれたから、そういうリックを重ねてエキサイトしてるんだ」
現在の北米ツアーが11/6に終了したら、バンドは故郷のミズーリ州ジョプリンに戻る。1月のイギリス公演までツアーはせず、ラヴウェイ・スタジオの完成に時間を費やす予定。完成したらアルバムに取りかかり、クリスマスまでにレコーディングを終えて来春に発表したいという。
「そんなふうに仕事をしてきたんだ」と2007年にワンマン・プロジェクトとしてネヴァー・シャウト・ネヴァーをスタートさせたドリューは言う。「僕はいつでも次のレコードの仕事をしているようなタイプの男なんだ。そういうのも善し悪しだよね。古いレコードを聴くと『わ、なんてひどいんだ!』って思っちゃう。だけど、おかげで次の作品をやる気になるんだ。今現在、僕とメンバーは発展していて、自分たちがプレイしていてほんとに心から楽しめる、ほんとに自分たちらしいサウンドを作り出そうとしているところなんだ。それが僕たちのゴールさ。スタジオを完成させたら中に入ってずーっとレコーディングできる。そいつはすごくでかいって思ってるんだ」
だからといって9月に発表されてビルボード200の35位に初登場した『タイム・トラヴェル』が良くないわけではない。これはネヴァー・シャウト・ネヴァーTが初めてバンドとしてレコーディングし、バンドでプロデュースした作品だ。自分の求めるものをやる自由を楽しんだという彼は「音楽的に僕たちの成長の第一段階なのかもしれない」という。
「シンセサイザーの曲がうまくいったからって僕たちがギミックになるとは思ってほしくない。ずっとシンセものに反対してきた僕だけど、このアルバムではみんなちょっと夢中になっちゃって、50ものシンセ・トラックを歌に入れたんだ。だけどそれでもちゃんと誠実さがある。僕が自分のコンピューターを使って自らプログラムしたんだから。ほんとに音楽的な要素があって、ライブではそれにロック感が加わるんだ」
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